わが家の、こまった君と こまったチャン。

軽度発達障害の息子と、軽度知的障害の娘のママブログ。

わが家の困った君、息子の事①

息子の幼少期から、現在に至るまでの経緯。現在の困り事など書いていこうと思います。

 

 

■赤ちゃんの頃

これといって困った事はなく。昼寝も安定して1〜2時間午後にしてくれますし、夜泣きもそんな酷くなかったです。

 

■2歳頃

この頃から好き嫌いが増え始め、食べれるものがどんどん減っていきました。そして食べられる物の方が少なくなり、ひどい偏食へ。

(後に自閉症スペクトラム(ASD)による“こだわり”によるものと診断されました。偏食については、また改めて書いていきたいと思います)

 

■3歳〜4歳

落ち着きがなく、活発すぎて、外食やお出かけした際に困る事が増えてきました。

 

外へ出ると、エンジン前回で走り出します。

 

とにかくエネルギッシュ&パワフルで、

基本、移動は走る。

お散歩へ行っても走る。

いつも走って追いかけ回してましたね…。

道路は危ないので、子供用のリードを買おうか本気で迷いました。

(結局買いませんでしたが。自分で外しちゃいそうだったし。)

 

午前中は児童館へ行き午後は公園のパターンが多かったのですが、1度『遊ぶ場所』へ行くと2〜3時間は遊ばないと気が済みません。

3時間遊んでも「帰るよ」の声がけに、すんなり従ってくれることは一度もなく、毎回泣き叫ぶ息子を小脇抱えて強制送還するしかありませんでした。

 

息子一人なら、暴れ泣きわめこうが、むんずと掴んで抱えて帰るのですが、当時1歳の娘を抱っこ紐でぶら下げた状態から、お出かけ用荷物と暴れる息子を抱えて帰るのは、本当に大変でした。。。

 

後に療育施設の先生に「息子さんは気持ちの切り替えが苦手なんだね。」と言われ、ハッとしました。

「そういう事だったのか」と。

 

遊び疲れるまで遊ばせてあげれば、すんなり帰るだろうと思いきや、いつも上手くいかない。体力が底なしなのか?と思ってたけど、そうじゃなかった。

 

『楽しい場所』『楽しい時間』を終わりにするのに、気持ちの切り替えがとにかく苦手。

 

そういう事でした。

 

後に、気持ちの切り替えが苦手なのはADHDの特徴と知ります。

 

療育の先生に頂いたアドバイスでは、

いきなり帰る時間がきたら「帰るよー」と伝えるのではなく、

「長い時計の針が、1番下に来たら帰るよ〜。あともうちょっとだからね。」

「そろそろ帰る時間だからね〜」

と、段階的に帰る時間を伝えていく。

 

そして、段階的に伝えても大概帰らないので

砂場遊びだったら「どこまでできたら帰れるかな?」

と、本人に気持ちの切替ができそうなポイントを聞いてみる。

 

5分で済みそうな場合は待ってあげるけど、まだまだ時間のかかる提案だった場合は

「うーん。それは時間がかかり過ぎるから、この川が完成にしたら終わりにしよっか」

「わかった、いいよ。」

といった感じで、交渉していく。

 

もちろん毎回うまくいく訳じゃありませんが。

相手の要望も聞く、気持ちをできる範囲で尊重する、お互いの落としどころを探っていく、といった作業は、この後も続く育児にとっても、大変役に立つものになりました。

 

そして、この時砂場遊びをしていた息子は、療育の先生との約束通り、川が完成したらスッとやめられたのです。

 

本当に目から鱗でした。

 

砂場遊びをやめた息子は、片付けせずにダッシュで部屋へ戻ろうとしたので、そこは慌てて引き戻しましたが(汗)

 

(このアドバイスを頂いたのは息子が5歳頃の話です。3、4歳の幼児だと、言葉の理解度も未熟なので、これを実践するのは難しかったかもしれません。)